シャワー室だけじゃない!市川市民が見た!聞いた!!
豪華プール付児童福祉施設!?
冒頭にご紹介するのは、3月25日の読売新聞朝刊からの読者投稿欄。いまやテスラに続き、市川市長のシャワー室は、全国的に有名になった。
3月3日、市川市議会は、シャワー室を撤去し、設置費と撤去費を市長が負担するよう求める決議を可決した。
だが4月1日現在、いまだ撤去される様子はない。
「設置費の360万円はともかく、撤去はいやだ、と言っているようです。しかも、議会答弁では、誰でも使える、と言っている割には、質問した一部の市議らが、設置された状況を見せて欲しい、と申し出たのに、いまだに非公開です」(市議会幹部)
どんな風になっているのか見せることもしないのに、使ってくれ、などと、よくも抜け抜けと言ったものである。
さらにある市役所関係者が呆れ顔でいう。
「市長室は、いちばん外側の会議室、その奥が応接室、さらにその奥に執務室があります。その応接室に、就任から間もない頃、イタリア製の高級家具を入れる!と言い張ったそうです。なんとか周囲が説得して思いとどまったそうですが、今度はシャワー室ですか」
行徳地区で整備中の地域コミュニティゾーン内
保育園と一体型児童発達支援センターは県内初
市長選の来年4月開業が至上命令!
なんでも豪華にしたがる村越市長なのだが、これはどうなのか。行徳地区で現在、整備中の「地域コミュニティゾーン」に建設予定の保育園一体型児童発達支援センターである。
2017年に都市公園法が改正され、公園内に保育所を設置できるようになった。これに民間活力導入も合わせて、市川市でも、市所有の公園内の一画を民間に貸して、民設民営の保育園を設置する事が主流になったという。これもその一環で、定員は保育園が90人、発達支援センターが40人の『県内初の保育園一体型の発達支援施設』だというのだが――。
前出の市役所関係者が説明する。
「民間に公募をかけ、静岡の事業者が選定されました。基本計画ではありますが、すでに図面もあり、三階建てで最上階に屋内プールがあるプランが採用されたのです」
この公募が、プール付ありきだったのかどうかは判然としない。だが、こんな経緯もあったという。
別の市役所関係者が明かす。
「業者が選定されたあと、業者に対して、市側からいろいろと注文を投げた。建物は中山にある東山魁夷記念館やドイツのローゼンハイムのような景観にして欲しい、と。当然、こんなことを注文するのは、市長でしょう」
確かに村越市長は、新型コロナ感染の危険のなかったころ、やたらと海外出張をしていて、ローゼンハイムにも行っていた。
今度は、ある市議が解説する。「市長は、自分が見て気に入ったモノは全て、税金で買うんです。テスラも直前に米国に行って乗ってみたモノ。ローゼンハイムもそうですね。他にも白金台からの通勤路なんでしょう、新しいJRの高輪ゲートウェイ駅を見たらしく、一時、市川市の新庁舎も高輪ゲートウェイ駅みたいに完全キャッシュレスにしろ!と叫んでいたことがあります。いちいち市長の思い付きに税金を使われていたのではたまったものではありません」
これぞ『思い付き』 村越市政の極み!
汚水処理場脇に突然浮上した突貫工事
補助金申請間に合わず 4億円の大盤振舞い
江戸川沿いの広大な土地造成が急ピッチで進められている
問題は他にもあるという。前出の市役所関係者が続ける。
「不可解なのは、この施設は村越市長になって突然出てきて、令和3年度中の完成、令和4年4月開業が至上命令なんです。
民活のメリットは国からの補助金ですが、発達支援センターの新設にかかる補助金はそれに間に合わないので代わりに市の単独予算で1億8500万円出しました。加えて保育園も県内初の発達支援施設一体型ということで特別支援金2億円を拠出しています。普通に出ている2500万円を合わせると4億1000万円ということです。これでは民活の意味がない。そもそも定員から考えたらせいぜい5億円で立派なものが出来ます。保育園にかかる国からの補助金も2億円程度出ていますから事業者の負担分も合わせてざっと10億円近くになるんじゃないですか?」
市の財政から贅沢に拠出した豪華絢爛な施設になりそうなのだ。
それにしても令和4年4月といえば、任期満了に伴う次の市長選挙がある。まさか、その選挙のために税金を使ったのか?
ある市役所OBがいう。
「おそらくそんなことでしょう。あの地域は元々、産業廃棄物の不法投棄が山積していた。この福祉施設の土地も、大急ぎで造成しましたが、案の定、地下から瓦礫が大量に出てきたそうです。隣には県の最終汚水処理場が出来ていて、以前から市としても連動して活用を考えていました。でも、小さな子供達を集める施設など考えていなかった。まだ周辺は工事をするわけで、何が出てくるかわかりません。公園なら街中にいくらでもあるのに、それだと地味だと思ったのでしょう」